
経済とは
現代の戦場である。
13期連続最高益、
時価総額5兆円!
信越化学を世界屈指の
高収益企業に育てた
「経営の神様」の要諦
※時価総額は2018年2月8日現在
時価総額5兆円、日本を代表するエクセレントカンパニー・信越化学工業。代表取締役会長として同社を率い、上場企業最高齢である著者がこれまでの人生の中で体得した、珠玉の言葉100を掲載。焼夷弾で焼かれた町の中を生き延び、戦後、商社でアメリカ人を相手に債権回収の仕事に従事したときに学んだこと、アメリカでシンテック社の経営に携わったときに気づいたことなど、著者の人生哲学や経営論を余すところなく開陳。未公開写真も交えながら綴ります。
金川 千尋(かながわ ちひろ) プロフィール
信越化学工業株式会社代表取締役会長。1926年、韓国・大邱市生まれ。1947年、旧制第六高等学校卒業。1950年に東京大学法学部を卒業し、極東物産(現・三井物産)に入社。1962年に信越化学工業入社、1970年海外事業本部長、1975年に取締役に就任。1976年常務、1979年専務、1983年副社長を経て、1990年に代表取締役社長となる。2010年に代表取締役会長となり、現在に至る。1978年から米国シンテック社取締役社長も兼任し、2011年から同社取締役会長・創業者。著書に『社長が戦わなければ、会社は変わらない』『危機にこそ、経営者は戦わなければならない!』(いずれも東洋経済新報社)、『毎日が自分との戦い――私の実践経営論』(日本経済新聞出版社)などがある。