龍馬が暗殺された真の理由は何か!!
昭和三年の夏、斬りとられた首だけが残されながら、自殺として処理された奇怪な出来事が起こった。「遺書」には、父母への謝罪と不思議な詩、そして「秦氏とイシヤは共に似たり」という意味不明の一行。さらに坂本龍馬の「新政府綱領八策」という歴史史料が残されていた。不可解な事件の闇、そして龍馬の「八策」にある暗号の謎を追い、まったく新しい龍馬像を提示する、歴史ミステリーの傑作!
※本書は書き下ろし文庫です。
目次
- プロローグ バラバラ自殺
第一章 わらしべ長者が手に入れた
第二章 秦氏の秘宝
第三章 龍馬の暗号
第四章 踊る猪
第五章 秘密伝承
中見 利男(なかみ としお) プロフィール
1959年、岡山県生まれ。作家、ジャーナリスト。該博な知識と徹底した取材力でドキュメンタリー、評論、解説書など数多く手がける。代表作に『太閤の復活祭』(『秀吉の暗号』として文庫化・角川春樹事務所)や『ニュートン極秘文書』(宝島社)、『首相補佐官』『国連のナゾ Q&A』(NHK出版)などがある。その鋭い視点で日本のダン・ブラウンの呼び声が高い。このほか『天海の暗号』『信長の暗号』『家康の暗号』(角川春樹事務所)、『救世主の条件 キリストの暗号』(角川書店)の暗号シリーズなど多数。近著にベストセラーとなった『出雲大社と千家氏の秘密』(宝島社)がある。