
内部の構造と
成り立ちで
美しさの秘密に迫る!
●「ピサの斜塔」の上層2層は下の6層と違う?
●「五重の塔」の心柱は建物を支えていない?
●外観は5階建て、構造は6階建ての「姫路城」
長崎と天草地方の
潜伏キリシタン関連遺産も紹介
近年の絶景ブームでたびたび取り上げられる世界遺産を、建築、地理などの面からイラストで図解し、その魅力を生み出す秘密を紹介するのが本書です。見るべきポイントはもちろん、誰がどのような理由で作ったのかなど誕生の歴史も紹介します。建築のみならず、ナスカの地上絵やストーンヘンジなども紹介するので、一冊で世界遺産のすべてがわかる内容になっています。
中川 武(なかがわ たけし) プロフィール
1944年、富山県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、助手、専任講師、助教授を経て1984年より同大学教授。2015年3月に退任し、2018年現在は早稲田大学名誉教授。博物館明治村の館長も務めている。フエ・ユネスコ会議国際専門委員を務め、カンボジア王国政府より「サハメトレイ王国勲章」受章。2001年、早稲田大学総合研究機構・ユネスコ世界遺産研究所を設立、所長を務めていた。著書に『日本の家』(KADOKAWA)、共著に『TOMIOKA世界遺産会 BOOKLET8』(上毛新聞社出版部)、監修に『世界5000年の名建築』(エクスナレッジ)、『ピラミッドの建て方 「もしも?」の図鑑』(実業之日本社)など多数。