『古事記』『日本書紀』をはじめ、日本各地の歴史や風俗を伝える『風土記』や豪族によって編纂された『古語拾遺』など、日本には数多くの神話が残されている。
ところがこれらの文字文献が編纂されたのは8世紀以降のことであり、ヤマト王権が誕生した3世紀後半から400年以上の隔たりがある。この空白の時代をつなぐのが連綿とした歴史を受け継ぐ神社である。神々に由来する聖地や祖先の事績を記念した場所には神社が創建され、神話や伝承といった形で過去の出来事を現代に伝える。神社を知ることは日本の歴史を知ることにつながるのである。
本書では、全国に8万以上あるともいわれる神社の中から200社を厳選した。神社を通して古代日本の成り立ちを見てみよう。
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青木 康(あおき やすし) プロフィール
1980年、埼玉県生まれ。学習院大学法学部卒業。神社・歴史専門編集プロダクション・杜出版株式会社代表取締役。靖國神社関連書籍の発行のほか、全国の100社以上の神社広報を担当。フィールドワークを通して、古代史や近現代史の研究・執筆活動を行っている。主な編著書に『別冊宝島2487 誇り高き日本軍』『古代史の舞台となった日本の神社200選』『カラー版 地形と地理でわかる京都の謎』『完全保存版! 伊勢神宮のすべて』『歴史と起源を完全解説 日本の神様』(いずれも宝島社)などがある。
古川 順弘(ふるかわ のぶひろ) プロフィール
1970年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。宗教・歴史分野をメインとする編集者・ライター。著書に『僧侶はなぜ仏像を破壊したのか』(宝島SUGOI文庫)、『神社に秘められた日本史の謎』(新谷尚紀監修、宝島SUGOI文庫)、『宝と夢と幻と ソロモンの秘宝を追いつづけた男、宮中要春の残影』(西田茂雄写真、国書刊行会)、『京都古社に隠された歴史の謎』(ウェッジ)、『紫式部と源氏物語の謎55』(PHP文庫)、『人物でわかる日本書紀』(山川出版社)などがある。