沈黙の「最強レスラー」の知られざる素顔――。
在日韓国人2世として生まれた男はアマレスの五輪代表として名を馳せ、1974年に新日本プロレスに入団。長州力に改名後も不遇の日々を送ったが、82年の「かませ犬」発言で大ブレイク。「革命戦士」としてプロレス界のキーマンとなった。
名勝負数え唄、ジャパンプロ、UWFとの暗闘、幻のヒクソン戦、WJの設立と崩壊……。
プロレスをしゃぶり尽くした男
因縁の19人が「革命戦士」のベールを剥ぐ!
●噛ませ犬発言
●名勝負数え唄
●ジャパンプロ
●Uインター対抗戦
●幻のヒクソン戦
●“ど真ん中”WJ
ほか
第1章 “革命戦士”の目撃者たち
前田日明、藤原喜明、鈴木誠勝
第2章 ジャパンに“夢”を抱いた男たち
新倉史祐、キラー・カーン
第3章 長州政権に“翻弄”された男たち
ミスター高橋、宮戸優光、ターザン山本、西村修、大仁田厚、田山正雄
第4章 地獄の“ど真ん中”WJの男たち
谷津嘉章、高田龍、永島勝司、越中詩郎
第5章 出戻り長州を“嫌悪”した男たち
金本浩二、田中ケロ、上井文彦、金沢克彦
名勝負数え唄、ジャパンプロ、UWFとの暗闘、幻のヒクソン戦、“ど真ん中”WJ……プロレスを知り尽くし、しゃぶり尽くした男の素顔とは――。在日韓国人2世として生まれた吉田光雄は“アマレスエリート”として1974年に新日本プロレスに入団。長州力に改名後も不遇の日々を送ったが、82年の「噛ませ犬」発言で大ブレイク。「革命戦士」としてプロレス界のキーマンとなった。その“反骨と革命”の「真実」を因縁の19人が語り尽くす!
本書は2019年6月に小社より刊行した単行本『証言 長州力「革命戦士」の虚と実』を改訂・改題し、文庫化したものです。
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前田 日明(まえだ あきら) プロフィール
1959年、大阪府生まれ。77年に新日本プロレス入団。将来のエースを嘱望され、イギリスに「クイックキック・リー」のリングネームで遠征。第一次UWFに参加したのち、新日本にカムバックしたが、「長州顔面蹴撃事件」で解雇される。88年の新生UWF旗揚げを経て、91年にリングスを設立。99年2月、アレクサンドル・カレリン戦で現役を引退。現在はYouTubeの「前田日明チャンネル」を開設し、元レスラーや関係者との対談などを公開。登録者数27万人超(2025年2月時点)の人気を博している。
ミスター高橋 ( みすたーたかはし ) プロフィール
1941年、神奈川県生まれ。山本小鉄の誘いで72年に新日本プロレスに入団し、草創期からレフェリーとして活躍。長らく外国人の世話係も務めた。98年、引退。2001年に『流血の魔術 最強の演技 すべてのプロレスはショーである』(講談社)を上梓し、プロレス業界に一石を投じた。著書に『悪役レスラーのやさしい素顔』(双葉文庫)、『知らなきゃよかったプロレス界の残念な伝説』(宝島社)など。
藤原 喜明(ふじわら よしあき) プロフィール
1949年、岩手県生まれ。72年に新日本プロレスに入門。新人時代からカール・ゴッチに師事し、のちに“関節技の鬼”と称される。84年2月、タイトルマッチ直前の長州力を花道で襲撃し“テロリスト”としてブレイク。同年7月に第一次UWFに移籍。スーパー・タイガー(佐山聡)、前田日明、高田伸彦(当時)らとUWFスタイルのプロレスをつくり上げる。その後、新生UWFを経て、91年に藤原組を設立。タレントとしても幅広い活躍を見せ、多くのテレビ番組、映画に出演。2007年に胃がんの手術をするも無事生還し、今も現役選手として様々なリングで活躍中。
金本 浩二(かねもと こうじ) プロフィール
1966年、兵庫県生まれ。栗栖正伸トレーニングジムを経て、90年、新日本プロレス入門。メキシコ武者修行からの帰国後、92年に3代目タイガーマスクとなるも、自身のスタイルとのギャップに苦しみ、1年ともたず覆面を脱ぐ。相手を真っ向から叩き潰すスタイルで、とくに対抗戦では他団体のジュニア選手に恐れられた。2013年、限定出場を続けていた新日本を退団。以降、フリーとして他団体に参戦。現在も活躍を続ける。