なぜ信長は
すべてを破壊できたのか?
誇大妄想を抱いた 豊臣秀次
グレーなサイコパス 武田信玄
セロトニン不足で執念深い 徳川家康
美に執着するソシオパス 松永久秀
目からウロコの
新しい戦国史
歴史学と脳科学のトップランナー2名による「新しい戦国論」が誕生!
徳川家康、織田信長、武田信玄……戦国史に名を残す名将たちの史料に残された言動をもとに、脳科学の観点から各武将の心の闇と真意を解剖します。
「現代日本人の規範として生き続けている家康のペルソナ」
「妻への異常な執着を見せた細川忠興とガラシャが抱えたファザーコンプレックス」
「中世の絶対的な『父権』に抗って父親を惨殺した斎藤義龍のゆがんだ愛着スタイル」
「名君・武田信玄の言動に疑われるサイコパスの可能性」
「サイコパス信長とソシオパス松永久秀を分かつ『美』の概念」
ほか、伊達政宗や石田三成など、総勢15名を「家族殺し」「異常性愛」「サイコパス」などの観点から分析し、武将たちの意外な実像を次々と明らかにします。また、「毒親」「日米同盟」「2ちゃんねる」「忖度」など、現代の社会記号を通して考察することで、今の世の中を考えるヒントにもなる内容です。単なる暗記科目ではない「歴史」が、存分に愉しめる内容になっています。
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中野 信子(なかの のぶこ) プロフィール
脳科学者、医学博士、認知科学者。1975 年、東京都に生まれる。東京大学工学部卒業後、同大学院医学系研究科修了、脳神経医学博士号取得。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。現在は、東日本国際大学教授として教鞭を執るほか、脳科学や心理学の知見を活かし、マスメディアにおいても社会現象や事件に対する解説やコメント活動を行っている。著書に『サイコパス』『不倫』(ともに文藝春秋)、『人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)、『脳の闇』(新潮社)などがある。
本郷 和人(ほんごう かずと) プロフィール
1960年、東京都生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京大学史料編纂所教授。専門は日本中世政治史。特に院政期から南北朝期にかけての政治構造や、貴族・武士の権力関係の変遷を中心に研究を重ねる。膨大な史料に基づいた実証と、現代的な視点を交えたわかりやすい通説批判に定評がある。近年はテレビや書籍などでも積極的に日本史の魅力を伝えており、多くの著書がある。主な著書に『変わる日本史の通説と教科書』(宝島社)、『日本史のツボ』『日本史を疑え』(ともに文藝春秋)などがある。